インテリアコーディネートのプロが語る仕事

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インテリアコーディネーター郷原さんの仕事について

初めての仕事 

  2年間大阪のインテリア専門学校へ通っていた郷原さん。初めての仕事は、米子のホテルを新築する仕事。学生の時に作成したボードを持って、プレゼンテーションに向かった。その時は、まだ何も分からない頃であり、勿論経験も無い。全て伝えた上で、「見事合格!」。後日談では、同時に経験豊富なインテリアコーディネーターが7-8名面接を受けていたとのこと。合格理由は「責任を持って仕事をしそうだったから」。

 

 オーナー、設計事務所、ゼネコン、関係者全員が初めてのホテル建設だったため、みんなで分担して見学に出かけたり、色々なホテルに泊まって調べたりとリサーチする事から始まった。設計の段階からは入れたため、家具のレイアウトを設計プランに反映することもでき、設計事務所と一緒に作っていったという。

 

 このホテルの仕事がきっかけとなり、病院のカラースキームの仕事が舞い込む。

 

手作りで始めた福祉施設の仕事 

 体当たりで臨んだホテルの仕事と同じく、福祉や医療関係の仕事も全く初めてのこと。本当にわからない事だらけの状態から勉強した。まず、建築雑誌を見て興味を持った病院を見学させてもらったり、病院や医療施設の実例集を読むことから始めた。住宅で使う素材と施設で使うものは全く異なる。「それは何ものですか?という事がしょっちゅうありました」それに、健康な若い人では想像できない事態も予測しなければならない。安全対策も慎重に考えれる。予期せぬ使われ方をすることもある。毎回気づく新しい発見を積み重ねて次に生かしているという。

 

 プランをするときに心がけているのは、使われる状況を思い浮かべること。施設の仕事は、まず機能がうまくいっていて、そして初めて色やで人が評価される世界。身体に弱い部分があって使うという前提がある。

 

 介護するスタッフからコメントをされることはあっても使って頂くお年寄りの本人から評価をもらう事はほとんどないという。だけれども、直接評価をもらえないとしても、その人たちのことを思ってつくって行く事を大切にしている。

 

今まで一番嬉しかったこと

  精神科の病院で認知症の病棟を訪れた時のこと。ある患者さんが郷原さんの手を引っ張っていき、「私の家からはあんなにお月様が見えるんですよ」と、自分の家として自慢した。患者さんは、郷原さんが何者であるかもちろんしらない。その時の嬉しさは忘れないという。「気持ちよく使ってもらえているのを知ること、それが一番嬉しい。それと出来上がった現場があって、それに続けて仕事をもらったとき。やっぱり嬉しい」

 

 郷原さんプロフィール

郷原美佐子

1957年9月21日生まれ

0型 岡山県岡山市出身

高校→短大→OL→インテリア専門学校→設計事務所→現在 さくろ工房代表スペースデザインカレッジ講師 

34歳 二級建築士 インテリアコーディネーターの資格取得

42歳 一級建築士資格取得

45歳 福祉住環境コーディネーター検定1級合格 

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